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この素晴らしい景色は青梅にある御岳山です。 ← こんなケーブルカーに乗ってかなりの高さまで上がるのです。 この御岳山は古くから霊山として崇められた信仰の山で、 「お犬様」を祭っていることでも有名です。 昔々、山中であるお方(←ここは詳しく知らない)が邪神の妖霧によって道を塞がれてしまった時に、何処ともなく現れた白狼によって難を逃れたと言われ、そこから「お犬様=狼」を祭るようになったと言われています。 ケーブルカーだってちゃーんと犬用料金があるし、普通は絶対入っちゃいけない神聖な神社だってここだけはお犬様OKなのです。 何たって通路を歩いていると、登山帰りのおばちゃんご一行が「ほらほら、私達邪魔よっ! どいてあげてっ! お犬様が通るんだからっ!」と、ウメ様に道を譲ってくれちゃったりもします。 肝心の「お犬様」を撮り忘れましたが、ウメ様もお賽銭を入れてお祈りして来ました。 ここまでは明るくサラッと説明していますが、実はケーブルカーを降りてしばらく歩いた頃から神社に上がるまではかなりキツイ階段が続いていました。 途中ゼヘハァしている中、「ローストビーフのタレってどうやって作るの?」と言う正月ボケしたのんきな電話が入ったときには、もし今電話の相手が目の前にいたら首を絞めてやろうかと思うくらいの尋常じゃない心拍数でしたが、まだこの時の自分はこの後の恐怖を知る由もありませんでした。 そう、このあたりからなのです。 この日の「物語」が始まるのは・・・ ここは山自体が「パワースポット」らしいのですが、その中でもいくつか素晴らしいポイントがあり、その中の滝を見たくて良く調べもせずにお参り後”こっちだろう”感覚で進んで行ったのです。 ハイキングコースを歩いていったらそのうち着くだろう・・と言うとても安易な考えだったのです。 そして私達は完全に山を舐めていたことに気付かされました。 まだこのあたりの景色は”ハイキングコース”と言っても良い風景です。 休憩中に小春亭の馬肉ミートローフなんて贅沢な物をもらっちゃってるんだから犬も飼い主もまだまだ余裕の時の写真です。 んが、しかし、この先「ポイント」の風景しか写真には収められていないのであった!(←語尾が急に変わる感じで危機感を想像してください) なぜなら、写真なんて撮る余裕も、カメラをポケットから出す行為も危険度を考えると絶対に出来なかったのである。 超急な斜面・・・ 人が作ってはいるんだろうが、木の根や石を利用した階段らしきものを降りていく・・ 10~15分感覚でポツポツすれ違う人は皆、完全に”登山スタイル” 自分が滑らないよう降りるのでもう必死なのだが、とにかくウメが心配だ。 普段ぬくぬくと暮らしている彼女がこんなサバイバルな山道を歩けるなんて誰もが信じられない。 それでも自分の足元を気にしながら見てみると、白くて丸い物体はウメ父と一緒に何とか上手く下っている様子。。。 途中、噂の”山ガール”達とすれ違い、ウメを見て場違いの「いや~ん♪ かわいい~♪」と言う黄色い声を聞いたが、こちらは生きるか死ぬかのサバイバル・・・ そんな声にいちいち答えてなんていられない。 何とか「天狗岩」に到着の、ほっと一息な1枚。 (この先の道を思えばここまでもまだまだ鼻クソみたいなものだったが・・・) そして、この先 ”斜面20度ないだろう?”くらいの道(?)をまた下っていくが、とうとう急過ぎて今まで何とか頑張って下っていたウメもビビリ始めてしまった。 前足で踏ん張ってはいるが、ビクビクしている後ろ足を少し離すとそのまま宙返りしてしまいそうな感じの角度まできちゃっている。(←決して嘘ではない) さすがに無理だろう・・と判断し、ウメ父が抱っこするも、巨体を抱えての下山は前も見えなく危ない為おんぶに変更。 普段、抱っこやおんぶなど嫌いな彼女も、この時ばかりは「絶対むりむりっ」と観念したのか、熊の剥製のようにウメ父の背中でなすがままに広がり、張り付いていた。 (今思えばナゼこの時、危険を顧みず写真を1枚残しておかなかったのか悔やまれる。。。冷静に見たら笑い転げる画像だったに違いないが、何たってこの場では生きるか死ぬかのサバイバル・・・) そして「もうこれ以上、下に行くとヤバくない? これ道繋がってないんじゃない? 引き返さないと・・・」と断念するかしないかと言う時、かすかに水の音が聞こえてきたではないか! 頑張ってもう少し降りてみると「七代の滝」発見!! あぁ、なんて清々しいんだ! マイナスイオンたっぷり~♪ ・・・と鼻から空気を吸い込み腕を大きく広げハミングでもしたい所だが、あまりにデンジャラスゾーンを通ってきた為に気持ちがついてゆけずいまいち満喫できない。。。 でもちょっと何だか異空間みたいな不思議な空気であったのは確かである。 さて、今しがた降りてきた超危険な傾斜を、Uターンしないで済む道が先に続いていたとはいえ、今度はひたすら上まで登らないとけない訳である。 もう「会話」などと言うものは全くできないほど、ゼェハァゼェハァアヘアヘ状態でとにかく登る・・・登る・・・登る・・・ まだ下ってきた斜面よりはマシな道だったが、何より驚いたのがウメである。 飼い主2人とも、文句一つ言わず必死で急な石や根っこの階段を上がるウメを見て、感心・・いや感動さえした。 たまに広場ではしゃいで走り過ぎただけで筋肉痛になりベッドに上がれない。。と言っているあのヘナチョコさはいったいどこへ行ったのだ? 多少肉付きはいいし後ろ姿はドンくささも残るが、こんな道なき道を必死でどんどん登って行く姿・・・これじゃまるで野生の狼の様ではないか! はっ! 待てよ? 無知な飼い主に連れてこられてしまったこの危険なコース! そういえばお犬様の山なのに、さっきから登山者とはすれ違うが、犬とは一匹もすれ違ってないじゃないか! きっとお犬様がこの白い犬の”なり”を見て、「お前じゃ無理だ・・」と不憫に思い、のり移って助けてくれているのではないか!! そうだ、そうに違いない!! でないとこの普段のウメとは大違いの勇敢な姿の説明がつかない。 あぁ、なんて素晴らしいことだ! お犬様、ありがとうございます。 私達飼い主はこんな勇敢な犬の姿を見れて感無量・・・涙が出てきそうです。 これは小春亭の馬肉ミートローフの残りをチビチビあげてるから、ポケットに忍ばせてある馬肉ミートローフに釣られて頑張っているのかとも思いましたが、きっときっと、神のなせる業でありましょう・・・ 私はもう心臓が口から飛び出そうですが、ウメ様がこんなに頑張っているのだから私も頑張ります。 上を見たら気絶しそうなほどまだ先は長そうですが、とにかく白いお尻を追いかけて私は頑張ります! 悪夢のような山道を生還して帰って来た図 (見ようによってはウメ様の背中に後光が差しているようにも見えなくはない) この後、またケーブルカーで下って帰り道に食べた、体に優しい材料と味の煮込みうどんのなんと美味しかったこと! 「生きてるって素晴らしい!!」とさえ思えました。(←ちょっとおおげさ) ちなみに、すっかり”神 降臨”だと思い込んでる飼い主は、ようやく車に乗り込んだ後の彼女の顔も心なしか”高貴な顔”に見え、 ウメ様(お犬様)に敬語を使ってみたり、翌日家でも「お神酒変えた?(←ただの飲み水)」とか言う会話をしてみたりしています。 行き当たりバッタリもいいとこ、二人もいてこの無計画な私達は帰りに売店でもらったパンフレットを見て、自分達の通った道はまさしくデンジャラスゾーンだった事を知りました。(そこの道だけ違うマークで標されていた) えへ 事前によく調べ、ケーブルカーを降りたらまずパンフレットをもらって、コースを選んで歩けばとても良い”ちょっとハードな散歩コース”である御岳山。 ”神”の気配がすっかり薄れてしまった頃、また行ってみるのもいいかもしれません。 次回はソフトコースで。
by koma-bunno
| 2011-01-04 17:18
| ウメ
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